予防接種
Vaccination
予防接種
Vaccination
毒性を弱めた病原体(ウイルスや細菌)や毒素を、前もって投与しておくことにより、その病気に罹りにくくすることを予防接種といい、投与するものをワクチンあるいはトキソイドといいます。
ふじわらメディカルクリニックでは、成人向けの予防接種として、インフルエンザと肺炎球菌のワクチンを行っております。
インフルエンザは毎年冬期に流行し、日本の全人口の約5~10%の方が感染しています。症状としては高熱で始まり、咳、咽頭痛、頭痛、倦怠感、関節痛などが1週間ほど続きます。インフルエンザワクチンの効果は年齢や基礎疾患、流行するインフルエンザの種類に影響されますが、接種することによって、インフルエンザの発病を約45%減らすことも報告されています。
インフルエンザは例年、10月~5月に流行し、ピークは1~2月です、遅くとも12月上旬までに接種することが重要です。
肺炎は日本人の死因の第5位となる主要な疾患です。高齢になると肺炎にかかりやすく重症化しやすくなり、肺炎死亡者の97%以上を65歳以上の高齢者が占めています。肺炎の30-40%は肺炎球菌という細菌が原因です。肺炎球菌ワクチンを接種することで、肺炎球菌による肺炎の発症を予防し、重症化を抑制することが期待できます。
肺炎球菌ワクチンは、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳及び、60歳から65歳の慢性呼吸器疾患、慢性心疾患などの病気をもっている方が対象となります。季節を問わず、体調のよいときにいつでも接種できますので、忘れずに接種してください。1回の接種で約5年間、効果が持続します。5年以上経過すると効果が弱くなりますので、 5年毎に繰り返し接種すること重要です。